ESG投資：価値を高める新たな機会
変化と不確実性に満ちた世界において、投資家は長期的な価値の創出に重大な影響を与えるあらゆる要因を考慮する必要があります。数十年にわたる投資経験から、投資家のニーズに合わせてさまざまな環境・社会・ガバナンス（ESG）投資ツールを活用できるよう支援しています。
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当社の目標：ネットゼロ
ネットゼロ・アセットマネジャーズ・イニシアティブ（NZAMI）に参画するマネージャーとして、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズは2050年までに投資ポートフォリオの温室効果ガス排出でネットゼロを達成すべく、2030年までの中間目標を発表しました。
ESG目標の設定
投資家自身のビジョンや使命、投資目標に基づいた具体的なESG投資目標を確立する必要があります。一般的な投資家の目標には、アルファの創出、リスクの低減、ESG規制の順守、投資家の価値観とポートフォリオの整合性などがあります。これらの目標に沿って投資原則を定めたものが、ESG投資戦略となるのです。
ESG投資戦略
投資家それぞれのESG目標の達成に向けて、多様な投資戦略が提供されています。
低炭素経済への移行や地球温暖化の2度以下への抑制とポートフォリオの整合性（アラインメント）確立を目指す、テーマ型の投資アプローチです。
パリ協定目標や低炭素経済への移行とポートフォリオの整合性確立を目指す投資家のために、株式や債券の多様なソリューションを提供しています。当社のサステナブル気候戦略を通じて、現在そして将来的な炭素排出の緩和や、今後における気候関連リスクへの適応という両面から恩恵を享受することが可能です。
ネガティブ・スクリーニング
ネガティブ・スクリーニングとは、ESG要因や投資家の価値観に基づいて、一部の企業やセクター、国を投資対象から除外する方法です。この手法のメリットとして、風評リスクの低減や、投資家の信念と合致しない企業やセクターを投資対象から除外できる点などが挙げられます。
株式と債券におけるスクリーニング手法の開発において数十年超の経験を持つステート・ストリートは、投資家独自の目的やリスク低減ニーズに即してカスタム化されたポートフォリオを提供しています。
ベスト・イン・クラス（ポジティブ・スクリーニング）
このアプローチは、投資ユニバースや同業他社と比較して、特定のESG基準を満たす、リーダー的存在であると考えられるセクターや企業への投資に重点を置いています。
適切であると考えられる場合には、社内のESG評価システムであるR-FactorTMおよびその他のESGデータを用いて、そうしたやり方でリーダーとなっているセクターや企業への投資を目指します。
ESGインテグレーション
当社のアクティブ・ポートフォリオ・マネージャーは、リスクを軽減し、長期的なパフォーマンスが期待できる機会を特定するために、戦略の投資目的と一致するESGシグナルやファクターを財務情報と合わせて用いることがあります。
分析 & インサイト
当社の投資チームは、当社の広範囲にわたる能力、パートナーシップ、データセットを駆使して、財務的に重要で意思決定に有用な情報をもとに企業を評価しています。気候変動からガバナンス構造、事業に関わる活動内容など、当社の厳格な分析に対するコミットメントは、投資家の皆様が洞察力を高めることを支援しています。
スチュワードシップと投資価値
当社のアセット・スチュワードシップ・プログラムは、長期的な価値向上を重視しており、実用的で広く評価されています。当社の専門家チームは、以下のような方法でこれを実現しています：
透明性が高く、説明責任を果たすことができる効果的な取締役会を促進するための投資先企業とのエンゲージメント。
お客様の長期的な投資方針に沿った議決権行使。
投資先企業に対し、重要なリスクの開示と管理について情報やガイダンスを提供するソート・リーダーシップ。
当社の投資哲学
世界の投資家とその顧客のためにより良い結果を生み出すことを使命とするステート・ストリート・コーポレーションの一員として、当社は、経済の繁栄と社会の発展を実現するために責任ある投資を行っています。受託者として、当社は顧客の長期的な利益を最優先する義務を負っています。
この義務を効果的に果たすためには、長期的な価値の創出に重大な影響を与えるすべての要因を考慮する必要があります。これには、企業、セクター、地域、資産クラス、そして時間の経過によって様々な度合いで投資パフォーマンスに影響を及ぼすと考えられる、重要なESG要因が含まれます。