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アクティブ運用からパッシブ運用への移行の背景を探る


2021年9月15日

伊藤 拓之

アセット・アロケーション/
ト為替運⽤グループ、
クオンツ・アナリスト


ここ数年来の資産運用業界の大きな潮流として、アクティブ運用からパッシブ運用への移行があります。その理由としては、運用コストの削減はもちろんですが、運用パフォーマンス面でもアクティブ運用の優位性が揺らいでいるのではないかとの指摘があります。

今回は、米国ファンドのデータをもとに、アクティブ運用からパッシブ運用への移行の背景を探ることを主眼とします。

まず、過去7年間の米国におけるアクティブ運用ファンドとパッシブ運用ファンドの資金フローを見てみると、アクティブ運用ファンドは累積で0.9兆米ドルの流出、一方パッシブ運用ファンドは累積で3.6兆米ドルの流入になっており、アクティブ