金現物を裏付けとするETF市場において、運用資産総額1で世界をリードするステート・ストリートは、長期的なリターン、分散、ダウンサイドリスクの低減といったプラス効果が見込まれる資産クラスである金に対して、比較的流動性がありコスト効率に優れたアクセス手段を投資家に提供しています。ワールド・ゴールド・カウンシルと、米国で初めてETFの運用を開始した2ステート・ストリートとの協力によって設定されたSPDR金ETFシリーズは、金投資のスタンダードとなっています3。
2004年にワールド・ゴールド・カウンシルとの協力で、米国市場に上場する初の金ETFを設定して以来、ステート・ストリートは資産クラスとしての金へのアクセスを一般に広げてきました。
当社が提供する金ETFシリーズは、規模4と日次取引量5の点で世界最大です。こうしたリーダーシップが、潤沢な流動性、低コスト、タイトな取引スプレッドにつながっています。
金ETF運用額は世界全体の28%に相当 6
当社のシリーズで最大規模の金ETFにおけるビッド・アスク・スプレッドの平均値 7
最も厚みがあり、流動性の高い金ETFオプション市場 8
金の戦略的資産配分へ組入れや、市場機会に応じた戦術的利用によるポートフォリオ特性の改善を図る投資家が、金ETFをどのように活用しているかについて考察します。
世界的に卓越した金のエキスパートであるワールド・ゴールド・カウンシルは、資産クラスとしての金に投資家がアクセスする方法の見直しを検討する中で、ETF投資のパイオニアであるステート・ストリートに着目しました。ETF投資を通じた金へのアクセスに対する需要は極めて旺盛で、2004年の設定日からわずか3日間で金ETFに10億米ドルの資金が集まったことに表れています。
20年近くにわたり、当社とワールド・ゴールド・カウンシルはコスト効率に優れた効果的な金エクスポージャーの提供を共に模索しており、このパートナーシップは金が持つ戦略的メリットについて人々の理解を深めるのに非常に重要になっています。
市場が低迷している局面において資産保全の役割を果たすという金の潜在的価値は周知のことですが、金の潜在力はそれだけはありません。戦術的に活用するだけでなく、金はコア・ポートフォリオの中で長期的な戦略上の役割も担うことが可能です。
金への戦略的配分から期待できるメリットは以下の通りです。
長期的なリターン
ニクソン米大統領が米ドルと金の兌換を停止した1971年8月以降、金は年率複利で7.38%のリターンを実現しています9。
分散
1970年代以降、金はS&P500指数とブルームバーグ米国総合債券指数に対して、0.00と0.08の相関(月次収益率に基づく)を示しています10。
厚みのある流動性
金の日次平均売買高は1,300億米ドルを上回ると推定され、年間では33兆米ドルに相当します11。
市場下落局面でのプロテクション
過去15回の株式市場の下落局面において、S&P500指数(トータルリターン)は平均で24.2%下落しましたが12、金価格は平均で5.8%のプラスリターンを上げています。
SPDR金ETFシリーズは金地金を100%裏付けとしています。当社のETFは、直接的であり、保全され、かつ流動性のある金エクスポージャーを追求する投資家向けに設計されており、現物の金地金を保有するコストや保管上の問題や、他の投資ビークルを通じて金に投資することで起こり得るトラッキングエラーも軽減されています。
投資家が重視する項目が、経費率の低さや株価の低さ、あるいは流動性の高さや取引執行の効率性など何であっても、SPDR金ETFシリーズは投資家のニーズに応えるソリューションを提供します。