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ボラティリティ、インフレ、金融引き締め


CIO, Fundamental Growth and Core Equity

米国連邦準備制度理事会(FRB)を中心とする世界の中央銀行は、第3四半期にインフレ率の上昇を抑制するため、積極的な引き締め策を継続的に実施しました。投資家がリスク資産を売却したため、市場はマクロ主導によるボラティリティ上昇に見舞われました。

ウクライナ戦争、新型コロナウイルス、ドル高による長期的な影響からインフレが高進し、世界の株価は3四半期連続で下落しました。金融引き締めの強化により、金利感応度の高い市場では圧力が大きくなりました。上場株式市場は、インフレがピークに達するシグナルを探し続け、FRBによる利上げサイクルの終了を期待しています。その答えを待つ間、そしてまた世界経済が減速する間、市場のボラティリティは高止まりしたままとなりそうです。

企業利益の勢いは鈍化し、バリュエーションは市場やセクターを問わず大幅に低下しています。バリュー株がリードする一方で、クオリティ株とグロース株は今年これまでのところ世界的に出遅れているため、当社のユニバースにはボトムアップの投資機会が存在します。ドル高が続き、営業利益率が圧迫されているため、現在の決算期では業績とガイダンスの回復力があらためて試されるシーズンとなっています。