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コア・サテライト型ポートフォリオ構築における、アクティブ・ファンダメンタル株式戦略の活用

アクティブ・ファンダメンタル株式戦略は、高い確信度に基づくサテライト株式戦略として組み入れるのに適しており、ポートフォリオの分散を高め、ベンチマーク・パフォーマンスを上回る潜在的リターンをさらに押し上げる補完的なアルファ獲得へのニーズを満たすものです。本稿では、3つのコア・サテライト・ポートフォリオを例示し、その有効性を説明します。


Senior Strategist / Investment Strategy & Research
Senior Research Analyst
Portfolio Strategist, Fundamental Equities
Portfolio Strategist

機関投資家が株式戦略の配分を、「すべてアクティブ運用に」、もしくは「すべてインデックス運用に」することは滅多にありません。アクティブとインデックスの両方の戦略、すなわちアルファとベータの両方の構成要素を組み込んだ投資ソリューションは通常、株式ポートフォリオの効率性を高め、最適なリスク・リターン関係の追求に役立つからです。

主要なインデックスにおける上位銘柄への集中リスクが歴史的な高水準に達している今日、コア・サテライト・ポートフォリオ構築を通じてインデックスとアクティブ株式戦略を組み合わせることは、かつてないほど理に適っていると言えます。例えば、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(MSCI ACWI)1の上位10銘柄は、同指数の時価総額の17%超を占めており、2000年代初頭のハイテク・バブル時の高水準さえも上回ってきています(図表1参照)。

MSCI ACWI上位10銘柄の時価総額が、MSCI ACWI全体の時価総額に占める割合

コア・サテライト・ポートフォリオを構築することによって、このような高い集中リスクから容易に分散させることができるようになります。コア戦略として低コストかつ幅広く分散された時価総額加重インデックスに連動する戦略を配置し、サテライト戦略に高い確信度に基づいて厳選された銘柄への集中投資によってベンチマークを上回ることを目指すように設計された戦略を置きます。本稿は、アルファに基づく戦略とベータに基づく戦略をこのように組み合わせることから得られる相互補完的なプラス効果をいくつか紹介し、それによってステート・ストリートのアクティブ・ファンダメンタル投資チームが、顧客の投資課題を解決するためにいかにお役立ていただけるかについてご紹介します。