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グローバル経済市場見通し 堅調な回復の中に一抹の不安

横谷 宏史

運用部/

マネージング・ディレクター


今回は、2021年度下期を迎えるにあたって、グローバル経済市場の見通しをお示ししたいと思います。2020年夏場以降、グローバル経済はコロナショックからの回復が続いており、コロナワクチンの接種進展に伴う経済再開の動きから、その回復の足取りは徐々に確かなものとなってきています。当社(ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ)の米国経済の見方は、2021年は米国で5.3%とここ20年で見てもっとも高い成長率見通しとなっています。

米国のISM製造業指数も堅調な回復が続いており、その回復が鈍化または腰折れる兆候は見られません。景気の循環的回復は、まずは金融/財政政策効果がいち早く浸透した米国、そして製造業を中心に始まりましたが、今後回復の裾野は相対的に出遅れていた欧州や新興国へ、また非製造業へ広がっていくものと考えられます。