2021年12月
世界的な新型コロナウイルスとの戦いが継続する中、今後数ヶ月において楽観的な見方をサポートする材料が存在します。とはいえ、成長と政策対応がピークを過ぎるなかで、見通しに対するリスクも数多く残ります。
マクロ経済
成長と緩和政策ピーク後の世界
不均一で多層的な景気回復のもとで、潜在成長率を上回る成長が続く
債券市場
中央銀行のタカ派姿勢で金利に上昇圧力
短期金利が上昇するなか、長期金利の上昇は抑えられ続けるだろう
株式市場
市場のボラティリティにもかかわらず、企業利益の伸びが株式市場を押し上げる
魅力的なバリュエーションおよび市場構成が景気循環セクターに偏っていることから、欧州株式が景気回復の恩恵を受ける
債券
債券を最大限に利用
低金利の世界においても、インカムの提供、流動性の提供、分散効果の達成が可能
ESG
気候変動への対応(脱炭素への移行)に歩調を合わせる
低炭素経済への移行が、投資家の予想を上回るペースで進む可能性がある
中国
今こそ中国のエクスポージャーを見直す時
市場規模と投資機会の大きさから考え、中国を独立したポジションととらえて特化した投資アプローチが必要