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世界は変革を目指す:炭素に対する世界的な投資家の注目がもたらす変化


ESG投資は2021年に35兆ドル以上まで成長し、世界の機関投資家が運用する資産の1/3超を占めるようになりました。ESGは今や、世界的に投資の主流となっています。近い将来、ESGはスタンダードな投資となるか、少なくともあらゆる投資の基礎的要素になるでしょう。

機関投資家300社超を対象に実施された今回の調査からは、資産運用業界では今後3年間で脱炭素化目標の設定が急増する見込みであることが明らかになりました。現在、最も知識と経験が豊富な機関投資家の20%は正式な目標を既に設定しており、そうでない機関投資家についても、目標設定のモメンタムが加速していることは明らかです。

気候戦略に取り組む理由としては、リスクの軽減とパフォーマンスが明確な主要ドライバーとなってきたこれまでとは異なり、現実の変化を起こすことが、経済の移行促進と同じように重要であると考える機関投資家の姿が浮かび上がっています。これは、パフォーマンスをリターンだけではなく、環境や社会への影響という観点からも測定するという大きな変革の始まりを意味するのでしょうか。

目標設定のアプローチは様々ですが、従来のベンチマーク(および潜在的なトラッキングエラー)では不十分というコンセンサスが形成されつつあると同時に、新しいベンチマークの必要性が認識され始めていることが明らかになりました。また、ダイベストメントは好ましい戦略ではなく、気候関連の明確な基準設定や気候のテーマ型運用と並んで、アセット・スチュワードシップとエンゲージメントが望まれています。

投資家が脱炭素化目標に取り組む中で、全ての主要な資産クラスが影響を受け、世界各地で投資家ポートフォリオの形や構成が変わる可能性があります。

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