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テーパリング開始局面における新興国市場の動向


吉橋 諒佑

運⽤部
ポートフォリオ・ストラテジスト


ワクチン接種の拡大による経済活動の正常化と景気回復の進展を受けて、世界の金融当局が、緩和的な金融政策から緩和縮小の方向にシフトしつつある一方で、景気回復に遅れる新興国においては、先進国における金融政策の正常化が前回2013年の米FRBによるテーパリング(量的緩和策による資産買い入れの縮小)実施時と同様に、新興国市場からの資本流出による市場の動揺につながるのではないかという懸念が高まっています。

本稿では、(1)先進国サイドの金融政策と金利の動向、(2)新興国のファンダメンタルズという2つの観点から、前回のテーパリング時と、現在の市場環境を比較することで、今後の新興国市場の動向について検討します。

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