多様性は業績、意思決定、成果の向上につながるものであると、ステート・ストリートでは考えています。インクルージョンとダイバーシティは、当社として成功を収める上で不可欠なものです。
ジェンダー・ダイバーシティに優れた企業は、収益性でアウトパフォームする可能性が21%高い1。
民族や文化の面で多様性に優れる企業は、財務面でアウトパフォームする可能性が33%高い1。
ダイバーシティが重視されている企業では、業績が12%向上し、社員の定着率が20%高い2。
4.14兆ドル*を預かる資産運用会社として、また世界全体で2,500名超*に上る優秀な人材の雇用者として、お客様と社員に対し、組織全体におけるダイバーシティの支援という重要な責任を担っていることを深く理解しています。
サイラス・タラポールヴァラ、社長 兼 最高経営責任者(CEO)
ステート・ストリートは、人権団体ヒューマン・ライツ・キャンペーン財団の企業平等指数や米国障害者協会(AAPD)とDisability:INが共同で調査を行う障害者平等指数でスコア100%を達成する3など、高い評価を数多く獲得しています。それでも決して満足することはなく、組織全体のダイバーシティの測定と向上に継続的に取り組んでいます。
採用・人材
子どもを持つ社員の復職プログラムやリーダーシップ開発プログラムなど、多様な従業員の採用、定着、昇進を推進する社内制度を導入しています。
社員ネットワーク
より友好的な職場環境の整備を目指して、24を超える社員ネットワークと、世界全体で100を超える支部があります。
研修とパートナーシップ
職場におけるアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)や尊重に関する研修プログラムを新たに導入したほか、こうしたテーマに取り組んでいる地域団体との連携を図っています。
人種差別と不平等への取り組み
全社的に人種的公平の強化を図るため、2020年8月に「10 State Street Actions(ステート・ストリートの10行動)」を定めました。
わたしたちは、インクルージョンが浸透した企業文化の確立にコミットしています。ダイバーシティ関連目標達成への道のりはまだ遠いものの、その進捗については透明性を持って報告していきます。
2019年のCSRレポートでは、人種差別と不平等を中心とした当社の取り組みに関して、より詳細な報告を実施しています。人種/民族、ジェンダー、職種別の社員データの概要を示す米国雇用機会均等委員会(EEOC)のEEO-1調査結果を開示しています。
当社における取り組みとして、インクルージョンとダイバーシティの目標達成を支援すべく、40名で構成されるインクルージョン&ダイバーシティ委員会を設置しています。